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生前整理は何のために行う?生前整理の目的とタイミングをご紹介

「生前整理って何のためにやるんだろう?」
「生前整理は片付けをすればいいだけ?」
このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

確かに、生前整理なんてめったに行わないことなので、何が目的で、誰のために行えばいいかなんてさっぱり分かりませんよね。
しかし、最近よく聞くから自分もやらないといけないのかな?と漠然と思っている方も多いと思います。
そのような方に向けて、生前整理について分かりやすく解説していきます。


◆生前整理の目的とは?

生前整理の目的は自分のためでもあり、家族のためでもあります。
自分のためとは、生前整理をすることで自分のこれまでとこれからを考える機会になるということです。
生前整理をすることで、ものを片付けることはもちろんですが、それと同時にこれまでの生活や思い出、生活を思い出し整理することができます。

そして、その後の生活や人生の終わりに向けてどのように過ごすことが本当に幸せかを考える時間にもなります。

もう一つの、家族のためとはまさに遺品整理のためです。
自分が亡くなった後の遺品整理がより楽になるために、迷惑をかけないために行います。

もし、生前整理をしていなければ、家族が資産の場所などのリストアップから全て行わないといけないため、非常に苦労するでしょう。
また、遺言書などで資産の分け方を記しておかなければ家族間での争いに発展することもあるかもしれません。
ですので、生前整理できちんと遺す荷物をまとめておくことが大切です。


◆生前整理はいつやるの?

人生にはいつ何が起きるか分からないものです。
そのため、万が一のことが起こってからでは遅いのです。

例えば、緊急入院することになった、事故で寝たきりになってしまった、認知症が発覚した…など、ありえないとは言い切れないものです。
そうなれば、資産をまとめることも、ものを片付けることも、誰かに思いを伝えることもできないかもしれません。
そのため生前整理はいつかではなく思いついたタイミングで行うことが大切です。
万が一、余命宣告などを受けた場合、それは大きなキッカケとなります。しかし同時に、時間と病魔の2つと戦わなくてはならなくなります。
もしかして生前整理を始めるのは、これを読んでいる「今」なのかも知れません。


◆まとめ

生前整理について少しはご理解いただけたでしょうか?
生前整理とは家族の遺品整理が楽になるということはもちろんですが、自分のためでもあるのです。
また、ご子息が両親に生前整理を勧めるのは、まだ冗談も言い合える元気なうちにした方が賢明です。
病気になってしまったタイミングをキッカケにしてしまうと、頑張って完治させようと言うご本人の気持ちに水を差すような誤解を与えてしまいかねません。

明るく話せるうちに少し時間を割き、ものを整理することで今までの思い出や記憶も一緒に整理してしまいましょう。
そうすると自然とこの先どのように生きていけば幸せか見えてくるでしょう。

生前整理を通して、死に対しての暗い意識をなくし、どのように最期を迎えるると自分らしいか、どのような葬式にして欲しいかなども決めておくと、本人にとっても家族にとっても非常に良い生前整理となります。
ぜひ参考にしてみてください。